藤井養蜂場の生産部メンバーによる奮闘日記。養蜂の仕事やミツバチ・蜂蜜の話など生産現場の様子をお伝えしていきます。
養蜂日記



青森へ 08.04.30

レンゲが終盤に差し掛かると、
青森のリンゴ農家から電話が入り始めます。

『こっちは桜が満開になったぞ!
あと一週間〜10日でリンゴの花も咲き始めだ〜』

って、今年は例年より一週間以上、リンゴの開花が早いです。

レンゲの花もまだまだ元気で、
あと一週間もあればもう一度は採蜜できるのですが。。。

んでもリンゴの場合は花の満開の時間が短く、何より受粉の為、
農家の人が待っているのです。

さぁ!今年はゴールデンウィーク前に鹿児島を出発することに。

出発の際には睡眠時間を削って働いている、
沢山の養蜂家の仲間が手伝ってくれました。

毎年のことながら、よくこの時期に集まってくれます。

みんな正直自分のことで手一杯だと思いますが、
そんなことは口に出さず
相手が大変な時はすぐ駆けつけてくれるのです!

もちろん私も、そんな仲間が大変な時には、
逆に駆けつけるように心掛けています。 

信頼ってことは口先だけじゃ生まれないもんだな〜と
実感できるのもこん時です。

そんな仲間達に見送られ今年も30時間かけ
鹿児島〜青森までの移動が始まりました。





綺麗なレンゲの花




鹿児島のレンゲも終盤に差し掛かりました。

が……変わりに熊本のレンゲが満開になってきました。

ここ数日気温も上がりミツバチ達も、
のすごく活動が活発になっています!!

さぁ頑張って蜂蜜集めてきて下さい。

広大なレンゲ畑

レンゲの絨毯

綺麗なレンゲの花


今年の一番搾り 08.04.18

今年最初の採れたての蜂蜜です!

どんな食べ物でも一番美味しい時は、
採ってすぐだなぁ〜と実感します♪

さてこの美味しい蜂蜜を最初に食べてもらうのは・・・・・
我が家のご先祖様です。

神仏をあまり信じる方ではない私も
自分のご先祖さんには感謝しています。

『お陰様で今年も怪我もなく美味しい蜂蜜が採れました。チ〜ン♪』

さて1日仏様にお供えした後、
この蜂蜜を味見して貰うのは祖父と祖母です。

『じいちゃん、ばあちゃん今年もレンゲが採れたばい!』

と祖父に渡すと『今年はレンゲの開花が遅れちょるごたるけん
採蜜が遅かったろうもん。』

『なんでわかるとね?鹿児島きちょらんけんわからんめもん?』

『馬鹿が!天気予報見よけばだいだいわかるったい!』とニヤリ 。

多分この人は足腰立たなくなっても死ぬまで養蜂家なんだろなぁ〜と
誇らしく思う瞬間です。


今年の一番搾り


レンゲの花粉 08.04.07

今日の鹿児島は気温も高く、ミツバチ達も
蜂蜜と花粉を沢山集めてきてました♪

さて、花粉の色は、集めてきている花の種類によって
色が変わってきます。

さてレンゲの花粉の色は?というと赤とピンクの中間位な色です。

写真じゃ分かりにくいですねぇ〜。。。 

レンゲの花粉




鹿児島にて今年最初の採蜜をしました。

花の咲く時期が早い昨年と比べると、5日遅く
だいたい平年並みのスタートです。

レンゲも種を蒔き初め十年以上がたち
毎年花が増えているのが実感できます。

さぁ今年もミツバチと共に花を追いかけますかね!



人吉へ 08.04.01

昨日の夜、熊本県の人吉市にミツバチを移動してきました。

ミツバチの移動は夜〜夜明けまでに行います。

夜はミツバチ達も自分達の巣箱に戻ってくるので、
その時に入り口を閉めて移動するのです。

朝、ミツバチ達が活動するころには、
見知らぬ土地に巣箱ごと引っ越し完了です!


人吉のレンゲは写真のように咲いてませんが、
花が咲く前に配置はしておきます。

このレンゲ畑もレンゲ種は私たちが農家の人に提供しているのです。

養蜂家は蜂蜜を採り、農家の人は肥料としてレンゲを蒔ける。

まさにもちつもたれつ!

皆さんの周りに咲いてるレンゲ畑も養蜂家が関わってるかもしれません。

まだ花が咲いていない人吉のレンゲ畑


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